優しい気持ちのバトンを繋ぐ。 心も体もほっとする フラワーショップ「花ゆるり」
OVERTURE
2022年8月、東長崎にオープンした「花ゆるり」。【優しい】をテーマにしたフラワーショップで、フラワーロス削減に力を入れています。さらに、取り扱っているのは花だけでなく「体に優しい」野菜や食品の販売も。お店の取り組みについて、店長の藤春さんと、経営に携わる株式会社Wisteriaの松村さんにお話を伺いました。
Profile
花ゆるり
店名の由来は、心も体も『ゆるり』と和むお店にしたいという想いから。店長の藤春さんがこだわりの花農家から仕入れる、新鮮で色鮮やかな花が揃う。姉妹店である広尾のレストラン「エピキュール」との繋がりをもとに、オーガニック・グルテンフリーの食品なども販売している。
花には、たしかな優しさがこもる――。
誰かにプレゼントするとき、自分で育てるとき、故人に供えるとき……どんな時も花は、何かを想う温かな気持ちとともにあります。
藤春 「『パートナーにプレゼントして、仲直りできた』であったり、『元気に育っているよ』であったり、お客様から花の“その後”を教えていただけるのが嬉しいです。とても温かい豊島区の人たちの優しさが、花を通じてさらに大きくなり、繋がっていく実感があります」
誰かにプレゼントするとき、自分で育てるとき、故人に供えるとき……どんな時も花は、何かを想う温かな気持ちとともにあります。
藤春 「『パートナーにプレゼントして、仲直りできた』であったり、『元気に育っているよ』であったり、お客様から花の“その後”を教えていただけるのが嬉しいです。とても温かい豊島区の人たちの優しさが、花を通じてさらに大きくなり、繋がっていく実感があります」
そんな花を無駄にすることがないよう、花ゆるりではフラワーロス削減に力を入れています。「1 day flower」は、満開で日持ちしない花を、本来の半額程度の金額で販売するもの。「好きな花を手ごろに購入できる」「今日お客さんが来られるので助かる」と好評です。さらに、お店で新たにチャレンジしているのが「花びら染め」。布で花を巻き、蒸して染色するというもので、染めた布を花の包装に使ったり、ワークショップを開催したりといった活用を検討中なんだとか。
そのほかにも、テーマの「優しい」に沿った取り組みとして、体をいたわる食品の販売を行っています。
松村 「新潟の自社工場で作るオリジナルのグルテンフリーの米粉麵や、農薬・化学肥料不使用のコーヒーを販売しています。さらに、群馬県邑楽町(おうらまち)から届く旬の無農薬野菜も人気。植物の魅力を花・果実で余すところなく楽しんでいただきたいです」
リピーターのお客さんが多く、取材中にも、常連の方々がお店を訪れ、会話を楽しんでいらっしゃいました。
2023年8月で開店1周年を迎えた花ゆるり。今後に向けた展望を伺いました。
藤春 「花は、見るだけでほっと温かい気持ちになれるもの。購入しなくても、ただ眺めに来ていただくだけで良いんです。買い物帰りや学校、お仕事の帰りに、気軽に立ち寄っていただけるお店になりたいですね」
“優しさのリレー”の、起点となるように。そしてその輪が、どんどん広がるように。誰かを想う温かい気持ちが芽生えてすくすくと育ち、たくさんの花となって、としまのまちに彩りを与えます。
NEWS
フラワーショップ「花ゆるり」
店名の由来は、心も体も『ゆるり』と和むお店にしたいという想いから。店長の藤春さんがこだわりの花農家から仕入れる、新鮮で色鮮やかな花が揃う。姉妹店である広尾のレストラン「エピキュール」との繋がりをもとに、オーガニック・グルテンフリーの食品なども販売している。
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