池袋で発展を 続けてきた企業として、 としまが進める SDGsの一翼を担う
OVERTURE
池袋駅地下に広がるショッピングセンターには毎日多くの人が訪れ、まちに活気を与えています。創業以来、豊島区に根付き事業展開してきた株式会社池袋ショッピングパーク(略称:ISP)。「SDGs未来都市」の企業として、SDGs達成につながる取り組みを進めるISPの取締役 林 邦彦さんと戦略推進室 室長 高木 博章さん、街づくり推進担当 担当部長 原島 克典さんに、活動の詳細と理想のまちのすがたを伺いました。
Profile
株式会社池袋ショッピングパーク
Ikebukuro Shopping Park
1959年に設立。都市計画駐車場の事業を国から特許を受けたことをきっかけに、現在では池袋東口公共地下駐車場やショッピングセンター、周辺のビル不動産の経営などを行う。豊島区のSDGs推進活動に賛同し、再生可能エネルギーの導入などさまざまな活動に取り組んでいる。
中高生や家族連れ、お年寄りなど、幅広い年代の人でにぎわう池袋ショッピングセンター。
長年地域の人々に寄り添って事業を展開してきたISPでは、現在再生可能エネルギーの活用による脱炭素化に力を入れて取り組んでいます。
長年地域の人々に寄り添って事業を展開してきたISPでは、現在再生可能エネルギーの活用による脱炭素化に力を入れて取り組んでいます。
その具体的な活動内容と成果について、林さんは次のように説明します。
林 「2021年8月から、豊島区の姉妹都市である秩父市の電力会社と連携し、『低炭素電力』をISP第3ビルに導入しました。この施設でのCO2排出量は、2020年度比で約2割(216t)削減される見込みです。また11月からは株式会社エネットと契約し、100%再生可能エネルギー由来の電力供給を開始。ショッピングセンターや地下駐車場で使用することで、CO2排出量を2020年度の1,763tから削減しゼロにします」
林 「2021年8月から、豊島区の姉妹都市である秩父市の電力会社と連携し、『低炭素電力』をISP第3ビルに導入しました。この施設でのCO2排出量は、2020年度比で約2割(216t)削減される見込みです。また11月からは株式会社エネットと契約し、100%再生可能エネルギー由来の電力供給を開始。ショッピングセンターや地下駐車場で使用することで、CO2排出量を2020年度の1,763tから削減しゼロにします」
さまざまな取組みの背景には、「SDGs未来都市」である豊島区への共感があるといいます。
林 「豊島区は持続可能なまちづくりにいち早く取り組み、『SDGs未来都市』『自治体SDGsモデル事業』に選定されました。我々も地元・池袋の企業として『オールとしま』の輪に加わり、SDGsの推進に関わっていきたいと考えています」
林 「豊島区は持続可能なまちづくりにいち早く取り組み、『SDGs未来都市』『自治体SDGsモデル事業』に選定されました。我々も地元・池袋の企業として『オールとしま』の輪に加わり、SDGsの推進に関わっていきたいと考えています」
ISPは豊島区と連携し、サクラーヌbiz応援プロジェクトと題した女性起業家のためのイベントも開催しています。2022年3月からは納品車両による路上駐車問題を解決するべく、荷さばきスペースを設けた駐車場を設置する予定です。
林 「豊島区が進める文化を基軸としたまちづくりは、地域住民の生活を豊かにするうえで非常に重要です。当社では今年から『まちづくり推進担当』を設置。豊島区とともにサスティナブルなまちの実現に向けて、より一層活動を広げていきたいと考えています」
自治体と企業がお互いの知見を活かし、地域住民も巻き込んで、経済・社会・環境の三側面に好影響をもたらしていく――。豊島区ならではのまちづくりのあり方は、貴重な先例として社会に影響を与えていくことでしょう。
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