『EAT GOOD PLACE』が 生み出すサイクルとは?

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『EAT GOOD PLACE』が生み出すサイクルとは? 2021.10.29

OVERTURE

昨年末に「としまみどりの防災公園(通称イケ・サンパーク)」内にオープンした『EAT GOOD PLACE』。代表を務める松浦亜季さんにお店にかける想いをうかがいました。

Profile 松浦 亜季さん Aki MATSUURA

『EAT GOOD PLACE』代表。店舗を運営するエピエリのエグゼクティブシェフ。無添加、オーガニックにこだわった料理を手がけるほか、専門学校での講師や食に関する講演も行う。

広々としたテラスの先に広がる綺麗な芝生。開放感たっぷりでリラックスして過ごせるこのカフェ、『EAT GOOD PLACE』。昨年末にオープンしたばかりですが、今ではすっかり地域の人たちの憩いの場となっています。そんな素敵なお店のコンセプト作りからメニュー開発までプロデュース全般を手がけたのが、代表の松浦亜季さんです。

松浦「“食べる事から生まれる良いサイクル”をテーマに、食を通して様々な取り組みを行っています。緑が多く気持ちの良いロケーションで、住宅地が近いので子連れのお客様にも多く来ていただける。都内でこれほど恵まれた環境でカフェをオープンできる機会はなかなかありません。また、豊島区のSDGsに対する取り組みや区長の思いにも共感して出店を決めました」

お店では、三浦半島でとれた新鮮な野菜や鮮魚をはじめ、日本各地の食材を厳選して調理したメニューを豊富にラインナップしています。

松浦「身体にも地球にも優しい作り方をしている生産者の方から食材を手に入れるようにしています。化学調味料を使わずに作ったカレーなど、お子様にも安心して食べていただける料理を心がけるほか、植物を原料にしたストローや紙製のカップを使うなど、プラスチックごみを極力減らすようにしています

お店の裏手には小さな菜園が。ここでは、料理に使う野菜やハーブを育てています。

松浦「菜園には2つのコンポストを設置しています。通常なら事業ゴミを自分たちで処理することは難しいのですが、公園側と話し合った結果、コンポストを使い、調理の過程で出る野菜くずやコーヒー豆のカスなどのゴミを堆肥としてリサイクルできるようになりました」

イケ・サンパークでは、毎週末、ファーマーズマーケットを開催。各地の農家さんが大切に育てた新鮮な野菜や果物を直接購入できるのが魅力です。

松浦「以前開催された際、買った野菜をお店で使ったこともあります。今後は本格的に野菜を仕入れていきたいですし、マーケットで買物をしたお客様がうちのメニューを参考にして家庭で作ってみるというようなサイクルが生まれたら楽しいですね」

『EAT GOOD PLACE』で思い思いに過ごす人々の姿を眺めながら、松浦さんはこう夢を語ります。

松浦「豊島区に暮らす人たちの生活の一部になるような親しみやすい場所にしたいです。また、私たちや豊島区の取り組みを通して、多くの人にSDGsについて理解を深めてもらえれば嬉しいです

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