手しごとでつながる「はあと」。 技術と想いがこもった商品を通して 「誰一人取り残さない」まちづくりを
OVERTURE
豊島区役所4階にある手づくり商品の展示スペースと「カフェふれあい」。これらを運営しているのは区内の障害者福祉施設ネットワーク「はあとの木」のみなさんです。「はあとの木」運営委員会の二川康大さん、尾形菜月さん、齊藤健さんに、障害者福祉におけるこれまでの活動の経緯やこれからについてお話しを聞きました。
Profile
はあとの木
HAATO NO KI
豊島区内の障害者福祉施設のネットワークで、手づくりのパンや焼き菓子、雑貨などの販売を実施。販売を通じて人々の心と心をつなぐことを目指すとともに、障害のある方の収入源とすることを目的としている。区役所4階「カフェふれあい」前の商品棚の設置や、イケ・サンパークで開催されるファーマーズマーケットへの出店をはじめ区内各所で活動を行う。
かわいらしい焼き菓子やふくろうのかたちをしたパスケースやブローチ、鮮やかな模様が目を引くポーチまで——。
豊島区役所4階にある「カフェふれあい」前の棚には、個性豊かな商品が色鮮やかに並んでいます。
これらはすべて、豊島区内の障害者福祉施設に通う、障害のある方の手しごとで作られたもの。各施設をつなぐネットワーク「はあとの木」運営委員会の二川さんは、活動を始めたきっかけをこう話します。
二川 「もともとは各施設ごとに商品の販売会をしていたのですが、ネットワークをつくることでより活性化するといいなと思ったことがきっかけです。また連携の場が生まれることで、障害のある方への支援をさらに充実させられるのではないかとも考えました」
豊島区役所4階にある「カフェふれあい」前の棚には、個性豊かな商品が色鮮やかに並んでいます。
これらはすべて、豊島区内の障害者福祉施設に通う、障害のある方の手しごとで作られたもの。各施設をつなぐネットワーク「はあとの木」運営委員会の二川さんは、活動を始めたきっかけをこう話します。
二川 「もともとは各施設ごとに商品の販売会をしていたのですが、ネットワークをつくることでより活性化するといいなと思ったことがきっかけです。また連携の場が生まれることで、障害のある方への支援をさらに充実させられるのではないかとも考えました」
話し合いを重ね、16年前に「はあとの木」が誕生。現在はコロナ禍で出店の場が減っているものの、「はあとの木新聞」をはじめとする広報活動に力を注ぎながら、商品の制作・販売を続けています。
斉藤「お客様から言われるのが、『障害があってもなくても変わらない』ということ。実際、商品の質はとても高くて、購入した方に満足してもらえていると感じます」
二川「『障害があるからできない』のではなく、1人の人間として無限の可能性があることを知ってほしいですね」
斉藤「お客様から言われるのが、『障害があってもなくても変わらない』ということ。実際、商品の質はとても高くて、購入した方に満足してもらえていると感じます」
二川「『障害があるからできない』のではなく、1人の人間として無限の可能性があることを知ってほしいですね」
同じく運営委員会に所属する尾形さんも、その言葉にうなずきます。
尾形「誰しも『知らないとこわい』と感じることはあると思います。だからこそ、はあとの木での活動を知ってもらって、障害に対する視点を変えるきっかけにしてほしいです」
齊藤「最近はSDGsの広まりを受けて、豊島区内の企業からのお声かけも増えました。あたり前のようにみんながコラボレーションできる社会をつくっていきたいですね」
尾形「誰しも『知らないとこわい』と感じることはあると思います。だからこそ、はあとの木での活動を知ってもらって、障害に対する視点を変えるきっかけにしてほしいです」
齊藤「最近はSDGsの広まりを受けて、豊島区内の企業からのお声かけも増えました。あたり前のようにみんながコラボレーションできる社会をつくっていきたいですね」
障害のある方が作る商品に触れ、存在を身近に感じてもらう。
その取り組みの先に見えてくるのは、SDGsが掲げる「誰一人取り残さない」社会そのもの。
誰もが助け合い、快適に過ごせるまちを築くために、「はあとの木」の活動は大きな役割を担っています。
その取り組みの先に見えてくるのは、SDGsが掲げる「誰一人取り残さない」社会そのもの。
誰もが助け合い、快適に過ごせるまちを築くために、「はあとの木」の活動は大きな役割を担っています。
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