あたたかいまちの魅力を、 ぬくもりある音楽にのせて。 帰ってきた「おおつか音楽祭」
OVERTURE
2008年からスタートし、毎年6月初旬に行われていた「おおつか音楽祭」。コロナ禍による開催自粛が続いていましたが、感染状況の縮小を受け、3年ぶりの開催が実現しました。出演した劇団の代表理事として、そしてソプラノ歌手の1人として美しく、たのしい音楽で会場を魅了した知久晴美さんに、大塚ととしまに込める想いを聞きました。
Profile
知久晴美
Harumi Chiku
音楽短大声楽科を卒業後、東京オペラ協会にて活動。1990年にNPO法人劇団ムジカフォンテを設立し、現在まで代表を務める。2017年には、豊島区・大塚を拠点としたオペラ歌手によるボーカルユニット「ハモローザ」を結成。歌手、語り部、演出家として、幅広く公演や指導を行っている。豊島区区制施行90周年アドバイザー。
大塚のまちにあふれだす、あたたかい音楽――。
5月末から6月初旬の週末の4日間、大塚駅南口駅前広場・TRAMパル大塚と南大塚ホールで開催された「おおつか音楽祭2022」。大塚にゆかりあるアーティストをはじめ、地域の音楽団体やスクール、演奏家などが出演しました。
披露された音楽は、セッションやコーラス、クラシック、演歌、歌謡曲、ポップスなど、ジャンルはさまざま。開催3日目の昼下がりのステージには、大塚生まれの女性コーラスユニット「ハモローザ」や、池袋を中心に活動する「劇団ムジカフォンテ」が出演し、のびやかな歌声とミュージカルで、観客を魅了しました。
5月末から6月初旬の週末の4日間、大塚駅南口駅前広場・TRAMパル大塚と南大塚ホールで開催された「おおつか音楽祭2022」。大塚にゆかりあるアーティストをはじめ、地域の音楽団体やスクール、演奏家などが出演しました。
披露された音楽は、セッションやコーラス、クラシック、演歌、歌謡曲、ポップスなど、ジャンルはさまざま。開催3日目の昼下がりのステージには、大塚生まれの女性コーラスユニット「ハモローザ」や、池袋を中心に活動する「劇団ムジカフォンテ」が出演し、のびやかな歌声とミュージカルで、観客を魅了しました。
両団体を率いる知久さんは、としまのまち、そして大塚のまちとのつながりが深い、音楽家のひとりです。
知久 「ハモローザ結成のきっかけとなったのは、今回の会場の一つでもあるTRAMパル大塚の新設です。大塚で活動していたソプラノ歌手のメンバーたちにも声をかけ、活動をスタートしました」
今年のおおつか音楽祭のコンセプトは、「街に音楽があふれだす」。
音楽配信サービスが普及し、一人ひとりがイヤホンをして、個人で音楽を楽しめる現代。しかし、本来の音楽とは「人と人との間に流れているもの」でした。ぬくもりにあふれる大塚の街だからこそ、人と人とのつながりのもと音楽を楽しんでほしいという思いが背景にあります。
知久 「大塚のまちで歌えることに幸せを感じています。豊島区の人は本当に優しくてあたたかくて…。そしてまちへの愛とプライドをもった人たちばかりです」
そう語る知久さんも、区制90周年にもアドバイザー、小学校のSSS(スクールサポートスタッフ)の一面をもつなど、としまのまちを愛する区民のひとりです。
知久 「ハモローザ結成のきっかけとなったのは、今回の会場の一つでもあるTRAMパル大塚の新設です。大塚で活動していたソプラノ歌手のメンバーたちにも声をかけ、活動をスタートしました」
今年のおおつか音楽祭のコンセプトは、「街に音楽があふれだす」。
音楽配信サービスが普及し、一人ひとりがイヤホンをして、個人で音楽を楽しめる現代。しかし、本来の音楽とは「人と人との間に流れているもの」でした。ぬくもりにあふれる大塚の街だからこそ、人と人とのつながりのもと音楽を楽しんでほしいという思いが背景にあります。
知久 「大塚のまちで歌えることに幸せを感じています。豊島区の人は本当に優しくてあたたかくて…。そしてまちへの愛とプライドをもった人たちばかりです」
そう語る知久さんも、区制90周年にもアドバイザー、小学校のSSS(スクールサポートスタッフ)の一面をもつなど、としまのまちを愛する区民のひとりです。
知久 「豊島の魅力を未来に伝えるために、芸術の切り口に限らず、食文化、街の建物・建築文化など、いろいろな視点から幅広く、豊島の魅力を伝えていければと思っています」
あたたかい人が集う街、豊島区。
一人でも多くの人にそのぬくもりを共有すべく、来年も温かな音の粒が、大塚の初夏を彩ります。
あたたかい人が集う街、豊島区。
一人でも多くの人にそのぬくもりを共有すべく、来年も温かな音の粒が、大塚の初夏を彩ります。
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